化膿すると“あせものより”になってしまいます
あせもはかゆみをともなうので、赤ちゃんがかきこわしてしまうことがよくあることは述べましたね。かきこわしになって黄色ブドウ球菌が感染すると“あせものより”と呼ばれる状態になり、化膿して痛みをともないます。
さらに化膿が進むと黄色いうみが出て、赤ちゃんは最高にかわいそうな状態に。“あせものより”になったら家庭では治せません。痛みも強まり発熱し、リンパ線がはれるなど赤ちゃんにたいへんな負担となり、病院で化膿部分を切開してうみを出すなどの治療が必要となります。
こんな不幸な事態に陥らないために、かきこわし予防の爪切りは非常に重要かつ有効なのです。あせもはできてからのケアよりも、できる前の予防がだいじです。常時、汗のケアをしっかりと。遊んだあとやお昼寝のあとなどは、汗をかいていないか、時々背中に手をいれて確かめてみましょう。
ベビーカーやチャイルドカーシートに座っているときに、背中にびっしょり汗をかいていることもよくあります。外出のさいは何枚か着替えをもっていくのを忘れずに。最近では”冬のあせも”も増えているというから驚きです。原因は部屋の暖めすぎ。冷房やドライの場合と同様に、暖房のききすぎにも気をつけてください。