湿疹を見つけたらあわてずに対処しましょう

生後まもなく、早い場合は生後2、3週間ごろから1歳ごろまでの赤ちゃんにできる湿疹を、総称して乳児湿疹と呼んでいます。この時期の赤ちゃんには原因がよくわからない湿疹ができることが少なくありません。

 

アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎、あせもなど見分けるのがむずかしい症状に、乳児湿疹という病名がつけられる場合もあります。基本的な治療はいずれも共通していて、毎日の入浴です。ベビー用ソープをつかい、よく洗うことがケアの基本なのです。

 

肌を清潔にしていれば、あせもを含めたいていの乳児湿疹は3、4週間で治ることがほとんどです。コツは泡立てたソープで洗うこと。とくにおでこや髪の毛の生え際は皮脂腺が発達していて皮脂の分泌量が多く、口の回りやほおもミルクやよだれで汚れやすくなっています。

 

洗うときはよく泡立てたソープでママの手で優しくなでるように洗ってください。そのあとはお湯でよく洗い流しましょう。ホームケアを続けてもあせもが治らず、かきこわしで悪化した場合は病院へ行ったほうがいいでしょう。

 

あせもの湿疹を見てアトピー性皮膚炎を心配するママも多いようですが、ほとんどは乳児湿疹のようです。あわてずに、まずは基本のケアを実行してみてくださいね。